8.時そば
ある寒い夜、一人の男が屋台の二八そばを呼び止め、注文します。男は、屋台の名前から出てきたそばの器、汁の味、そばの細さやコシ、具のちくわまで、何から何まで褒めちぎりながらそばをすすります。食べ終わって勘定。代金は16文。男 […]
7.粗忽の釘
粗忽(そそっかしい)な大工の亭主。夫婦で引っ越す日に、なんと箪笥を背負ったまま道草ばかりして、やっと夕方に長屋へたどり着く。女房に「ほうきを掛ける釘を打って」と頼まれ、長さを考えずに瓦釘(24cmもある長い釘)を壁に打ち […]
6.転失気
寺の和尚が体調を崩し、医者に診てもらいます。診察の中で医者が「てんしきはありますか?」と尋ねると、和尚は「知らない」と言えず「ありません」と答えてしまいます。気になって仕方ない和尚は、小僧・珍念に「てんしき」を調べてこい […]
5.長短
気が長くのんびり屋の「長さん」と、せっかちで短気な「短七」。気性は正反対だが、子どもの頃からの大の仲良しです。ある日、長さんが短七の家を訪ねます。玄関でのんびりとうろうろしている長さんに、短七は「早く入れ」とイライラ。茶 […]
4.親子酒
ある商家の旦那(父)と若旦那(息子)は大の酒好き。だが飲みすぎては失敗し、後悔ばかりしている。さすがにこれでは身代に関わると、親子で「禁酒」を誓い合う。数日後、若旦那が外回りに出かけた後、旦那は家で婆さんと二人きり。退屈 […]
3.初天神
父親の八五郎が、正月の初天神に参拝へ出かけようとすると、女房から「息子の金坊も連れて行っておくれ」と言われる。だが八五郎は「金坊はあれ買ってくれ、これ買ってくれとうるさいから嫌だ」と渋る。そこへ金坊が帰ってきて「今日は何 […]
『真田小僧』2
『真田小僧』ある日、町人の熊さんの息子・亀が父親に「お小遣いちょうだいよ」とせがみます。しかし熊さんは「だめだめ、やらねえ」と取り合いません。すると亀は「じゃあ、お母っさんにもらうから」と言い出します。熊さんが「お母っさ […]
『替り目』1
『替り目』酒好きの男が、いつものように居酒屋でたっぷり飲んで帰ってきます。女房が「もう寝なさい」と促しても、男は「酒を持ってこい」と言ってきかず、仕方なく女房は酒を持ってきます。さらに「つまみはないのか」と要求。女房が「 […]
『漫才過剰考察』
『漫才過剰考察』髙比良くるま辰巳出版16劇場で10分、出番があれば、4分ネタを2本20スタイルウォーズ29データ系のキャラが優勝するマンガ33人を選ぶ固有名詞「前説感」が「達者感」に「仕上がり」が「台本感」に38CM中に […]
映画「8 1/2」1963年
「8 1/2」1963年フェデリコ・フェリーニ監督―創作、混沌、そして人生を受け入れる映像詩―主人公グイドはフェリーニ自身の投影。映画監督としての創作の苦悩と自我の迷走を描いた自伝的作品。テーマ:創作の迷路と自己探求主人 […]