『おくりびと』2008年
『おくりびと』2008年公開
納棺師という仕事をテーマにした映画『おくりびと』。
亡き母が残してくれた山形の実家
妻には冠婚葬祭系とごまかし
性同一性障害に悩み自殺
故人の愛用していた口紅を尋ねられた時にもキョトン
生前のお気に入りのリップについて聞かれたときに、娘がスッと口紅を持ってくる
「生き物は生き物を食って生きてる。死ぬ気になれなきゃ食うしかない。食うならうまい方がいい。」
「私は門番としてここでたくさんの人を送ってきた。いってらっしゃい。また会おうねっていいながら。」
「あの子があぁなってからケンカばかりでまともに顔を見ていなかったが、微笑んでいる姿を見てやっぱり俺の子だと思った。本当にありがとう。」
ご遺体を素手で触る。エンバーミング
https://www.sougi.info/column/column_163
混同されてしまうのが「エンゼルケア」
ご遺体には感染症のリスク。既往歴
衛生面を気にすることと、汚れ扱いすることは全くの別
父が大切に持っていた石を今度は産まれてくれる子供に渡す
突然プツンっとテープが切れたようにエンディング
小林の妻・美香の「汚らわしい!」というセリフ
「恥ずかしいとは思わないの?」「普通の仕事をしてほしい」「今すぐ辞めて」
医者や看護師が人の命を守ろうとしているのと同じ
小山薫堂脚本
滝田洋二郎監督
日本映画初のアカデミー賞外国語映画賞。モントリオール世界映画祭グランプリ。日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞。ブルーリボン賞。キネマ旬報日本映画ベストワン。
青木新門・著「納棺夫日記」
本木雅弘が、何度も青木新門宅を訪れ映画化の許可を求めた
宗教上の理由等、諸事情により別の作品として映画化
音楽を手掛けるのは久石譲
チェロの音色と、山形県の庄内地方の広大な自然
幼馴染の友人や、銭湯を経営する山下の母からもチェロ奏者と一目置かれていた
友人から軽蔑視
死体役になったビデオが美香にも見つかる
貧しくても構わないから職を見直すよう
納棺を手掛ける大悟の迷いない手さばき
幼い時に父と交換し合った石文
畳や着物がこすれる音
広大な空に無数の鳥が羽ばたいていったように、故人を送り出す