『夜明けのすべて』

『夜明けのすべて』

藤沢さんの母が警察署でサインを求められ、ペンを一度落とす。
「親もまた不安定である」

二人の距離が縮まるのは、ほぼ夜のシーン
明るい昼=社会的役割
暗い夜=個としての存在

山添くんの机の食べ物
藤沢さんからもらった炭酸・おにぎりがあるにもかかわらず、
コンビニで自分で買った食べ物を食べている。

自転車で坂を登れず、押す山添くん
〈進めない身体〉
そこを子どもを乗せた母親が軽々と追い抜く。

放送部の中学生のインタビュー
〈第三者のまなざし〉

街並みの定点ショット
〈変わらない世界〉

回転する移動式プラネタリウム
〈時間は必ず進む〉

伸び放題の髪
生活半径が極端に狭まったということの、極めて強い記号。

外食・会食がほぼない
〈偶発性の回避〉

藤沢が山添のもとへ行く場面が短い
〈ためらいのなさ〉
心配が先に立つ

山添が藤沢のもとへ行く自転車移動が長い
〈逡巡の可視化〉