私は間違い発見器
私にはひとつのへんな趣味がある。書籍やネット記事の間違いを見つけて、X(ツイッター)に載せることだ。私のXを見てほしい。新聞や辞書など、信頼性の高い文章の間違いを見つけた時は、自分の中でポイントが高い。
現代文の読解が好きなのと似ている。文章は一字一句おろそかなせず、頭の中で、記憶しながら読んでいる。すると、「あれっ?おかしいぞ!」というのが見つかる。
例えば、『圓朝全集』や『圓生全集』にも間違いがある。
そういえば、山本進先生が『落語事典 増補』にも、間違いがあると言っていた。
私が、自分の書籍の間違いを見つけまくっていたら、ついに編集者さんに応答されなくなった。
山川の落語の本にも間違いがある。小学館の『江戸文化歴史検定』の公式テキストにも間違いがある。
テレビのテロップは、間違いだらけ。
私は人の話を聞く時は目をつぶる。頭の中で、一言一句、記憶しながら聞いている。
「話を聞いているのか?」と疑われることがあるが、即座を相手の話の要約を言って差し上げることができる。
会話の中でよく「常識だ」「みんな言っている」と言う人がいるが、「なぜ?」と質問するとそれ以上の答えが返ってこないことも多い。また言葉の定義を途中で変える人も多い。これらも、広義の間違いだと思うが、黙っている。
この本も、20周年落語会のために、移動中にスマホで書いているので間違いがたくさんあると思う。印刷されて、自分で直すのが楽しみだ。