二十年の宝もの
私の好きな噺
芸歴も20年になり、これまでに覚えたネタはおそらく150から200席ほどになると思う。
「水屋の富」は南なん師匠に習った噺だ。
「駒長」は馬石師匠に手ほどきを受けた。
「盃の殿様」の道中づけは、山本先生が考えてくださったもの。
「たけのこ」「もぐら泥」は喜多八師匠。
「富久」は昇太師匠から。
「叩き蟹」「甲府い」は円窓師匠。
「芝浜」は遊三師匠。そこに馬桜師匠がさらに磨きをかけてくださった。
「仲蔵」「柳田」は、馬石師匠と山本先生の二人から。
「紙屑屋」は、小朝師匠、山本先生、そして踊りの先生に教えていただいた。
「笠と赤い風車」は春輔師匠に習った。
それぞれの噺が、師匠方や先生方との思い出とともに、私のなかでキラキラと光る宝物になっている。