『正義の政治経済学』

正義の政治経済学
水野 和夫 著

古川 元久 著

正義無くして、利益も無し。21世紀の課題は、市場経済だけでは解決できない。 資本主義と民主主義を歴史から問い直す、経済学者と政治家の実践知!
〈経済学は誕生の経緯からして人類救済の学問である。21世紀は「正義の政治経済学」が必要となる〉――水野和夫
〈資本主義や民主主義の暴走は、「足るを知る」ことの対極にある、「自分さえ良ければいい」という心持ちから生じるのではないか〉――古川元久

◎目次より
はじめに…古川元久
【第一章】歴史から問い直す
グローバリゼーションと資本の暴走/〈雇用の調整弁〉としての派遣制度/ゼロサム競争の限界を知る/成長教を捨て、〈サステナブル〉な社会を etc.
【第二章】資本主義を問い直す
「令和の小日本主義」を考える/「居住面積倍増計画」と地方分散型社会/今こそ金融取引税の導入を/コロナバブルを乗り切るために etc.
【第三章】民主主義を問い直す
イデオロギーを超えて思考する/民主主義国家の〈正義〉と〈コモン〉/民主主義における多様性/「定常社会」の〈幸せ〉を見つめ直す etc.
おわりに…水野和夫

 

13

故郷は天国より大事なもの

 

26

各国の相互依存関係が高まっている

 

28

世界統一が平和をもたらすと考え

 

33

ビリオネアは2189人

 

58

コペルニクス

無限の宇宙論

 

65

日本の輸出額はおよそ68兆円

そのうち14兆円分が輸送用機器輸出

輸出先のトップは北米で31%

 

92

小日本主義

南樺太と台湾は、日本の一部

 

102

住居の4割が空き家

 

103

地方自治体が借り上げて、管理人を雇用すればいい

 

116

有事まで含めて考える

 

123

コロンブス

侵略者、略奪者

 

124

「国境」については、16世紀後半、フランスの思想家ジャン・ボダンがその概念を提唱し、

ホッブズが『リヴァイアサン』(1651年)で国境内での生命安全保障のために国民国家の枠組みを作った

 

126

幸福を軽量化する動き

 

129

日経新聞は「株が高ければすべてよし」の論調が目立って、とてもクオリティ・ペーパーとは言えない。

最近はフィナンシャル・タイムズ(FT)の記事を流用してきて、横を縦にしています。

 

134

合計特殊出生率が世界で一番低いのは現在、韓国。0.92

日本1.36

 

140

超党派の国際連帯税の導入を目指す議員連盟の副会長

 

143

高級車は、実は非常に流動性の高い資産

 

158

ゼロ金利政策は、ある意味「目に見えない増税」

 

166

大きな政府はアメリカではともすれば、「社会主義」とみなされる

 

171

メディチ家ももともとはギャングの出身

 

179

AIが正しい民主主義を提言してくれる可能性