『コムギの食文化を知る事典』

『コムギの食文化を知る事典』

岡田哲

東京堂出版

 

1

一万年前に、古代オリエントの農耕文化

7000年前には、南西アジアの肥沃な三日月地帯

 

2

石臼製粉

奴隷、家畜、水力、風力、蒸気エンジン、電気

17世紀ごろに、大規模な水車式製粉工場がフランスで

工場のことをMILL(水車場、製粉場)と呼ぶのは、製粉が人類最古の工業であったことを象徴

 

13

ムギという字

「麦踏み」

「仮借(かしゃ)」

https://www.kanjicafe.jp/detail/7753.html

 

15

ローマ神話のセレス

穀物を意味する英語のシリアル(CEREAL)

 

20

アメリカ・カナダへは17世紀に

 

24

ヨーロッパでは、コムギを人間が食べ、オオムギは、人間の食糧から脱落して飼料や醸造用の原料になる

 

炒ったオオムギを粉にすると、香煎(こうせん)ができる

 

25

オオムギは、味噌や醤油の原料

 

26

ヨーロッパでは、製粉や製パンの利益を、領主が独占する長い時代

 

37

粉食はハレ・粒食はケ

加工に多くの手間がかかり、大量には作れず、しかもその保存に日本の風土は適してなかった

 

38

1外側は6層の強靭な外皮

2内側の胚乳部はもろく

3粒の真ん中に深い粒溝(クリーズ)が走っている

 

42

華北のコムギ

華南のコメ

中国北部では、饅頭(マントウ)や餃子(チャオズ)

 

47

18世紀半ばには、イギリスで蒸気機関による大製粉工場が実現する

 

50

鎌倉中期(14世紀)に伝来したひき臼が、農家で使えるようになるのは信長のころから

1872年(明治5)に、新政府は、フランスより水車式のひき臼製粉機を輸入し、札幌に官営の製粉工場を建設する

 

60

小麦粉に対して加える水の量が

45-65%ではドウ、パン生地やめん生地

100-250%ではバッター、菓子や料理生地

 

66

麦製品のなかで、純粋に非発酵の食品は、中国のウドンとインドのチャパティとその系列の食品だけ

 

69

パンの語源はラテン語のパニス(PANIS)

日本のパン、はポルトガル人のことば

 

76

赤ワインはキリストの血

種なしパンはキリストの体を象徴する

 

84

中国北部では、西域から胡食が盛んに伝えられ、餃子・包子・饅頭が普及する

ヨーロッパの窯の構造は横穴式であるが、タンドールは竪穴式

 

86

具材を包んで食べるので、余分な食器を必要としない

 

トルティーヤ、パンケーキ、クレープ、薄餅、お好み焼き

 

87

1549年フランシスコ・ザビエル南蛮料理や南蛮菓子

 

88

キリシタン弾圧

パン、の呼称を遠慮して「あんなし饅頭」

 

92

江川太郎左衛門

兵糧パンの研究

 

94

フランスは幕府に、イギリスは薩摩や長州に強い影響力

 

柔らかく粘りのある米飯を好む日本人には、イギリスパンの方が適応し易かったかもしれない

 

95

明治期のメリケン粉の輸入高

日清戦争ごろから需要が急上昇

 

96

脚気、江戸患い、銀飯

漢洋の脚気角力、パン療法

 

98

1874年(明治7)、コメ麹から得られる酒種生地で、あずきあんを包んだあんパン

 

99

餡入り饅頭や、餡入りマントーはあったが、それは蒸したもので、焙焼したものとは大いに趣を異にしていた

 

100

1900ジャムパン

1904クリームパン

 

101

日本のパン食文化

①兵糧食

②米不足の代用品

③おやつの菓子パンや調理パン

 

107

象形パン

プレッツェル

 

108

アルカリバス

肉食の多い欧米では、アルカリ性の食べ物が不可欠

 

116

カナぺ、クーペ(日本ではコッぺ)、スコーン、バゲット、ブリオッシュ、ベーグル、ラスク

 

120

中国語の餅は、日本のモチではなく、コムギ粉製品の総称

 

122

胡食(イラン風の食べ物)

南米北麦

 

124

中国でいまのようなめん料理の体系が整うのは、宋代(960-1279)

 

128

猫耳朶

イタリアのパスタのシェル

 

131

手でのばす、包丁で切る、押し出す

 

137

讃岐うどん、弘法大師が長安から

 

148

女性の縫物、そうめん