京鹿子娘五人道成寺・二人椀久
京鹿子娘五人道成寺・二人椀久
一人の花子を五人で踊る面白さ
音羽屋が三代で披露した『京鹿子娘三人道成寺』もあったので、「五人でもいいんじゃないか」と。
ショーとしての素晴らしさ。ただ人数が増えるからではなく、花子という一人を分身にす
「力まかせになって、花子という役より出ていってしまう。役からはみ出ないように」
舞台裏の見せ方にも工夫があり、ただのドキュメンタリーにならないようにと、現場の生の音は入れていません。
「座っている苦痛がなければ、一年中していたい」ほど、映像の編集作業が好き。見たいところを観客が選ぶ舞台と違い、見せるシーンを選ぶ映像。
『五人娘道成寺』で盛り上がり、『二人椀久』ですっと清涼感のある終わり。