『「嫌い」の感情が人を成長させる』
『「嫌い」の感情が人を成長させる』
考える力・感じる力・選ぶ力を身につける
樋口裕一
さくら舎
21
強い関心をもっていれば、必ず好き嫌いがある
24
長嶋茂雄氏にも、じつは大勢のアンチ
30
悪口をいいあうことで仲間意識
35
何かを好きだということと、嫌いだということは表裏一体
36
レモンが大嫌いだが、レモンをこの世から抹殺しろと言っているわけではない
レモンを劣ったものだと評価を下しているわけではない
40
年間100回前後のコンサートやオペラ
45
マーラーを嫌いだと書くことを禁じようとしている
75
生きる気力をなくした人は、嫌うエネルギーをなくした人
76
ベートーヴェンがさまざまなものを嫌っていた
87
自分が権威として他社を評価し、判断する資格があると考えている
94
嫌う権利は教育者には認められない
105
嫌いな理由も考えてみる
137
理屈はどうでもいいから、実際にやってみせてほしい。そうしたら納得する
あらゆる真理の言葉にたいしてこの反論がなりたつ
143
誰も傷つかないような言葉など何一つない
148
思いやりはしばしば、相手への自分本位な善意の押しつけになる
異性の身体的特徴を挙げてのほめ言葉
結婚・出産への口出し
150
優しくまるめこんで、反対することを封じている
155
善意と正義があるから強く出られる
159
精神は言語からなっている
160
私の精神など、私の肉体の中の脳の片隅にへばりついているひとつの現象にほかならない
174
結論が出ず、うやむやになってしまう
178
読む人の時間や意識、読むスピードをコントロールしている
反論しにくい状態をつくりだしている
182
音楽のなかのさまざまな要素を、原稿を書いていたのでは聴きとれない
186
教育に頼ろうとする考え方は全て、それを鵜呑みにさせようという意識に基づいている
189
人間性が知れる
匿名で人を中傷することは、相手によって態度を変えるレベルどころの卑劣さではないことに気づいていないようだ