『また逢う日まで』1950年
映画『また逢う日まで』1950年
田島三郎(岡田英次):戦争に疑問を抱く学生。唯一慕っていた兄が軍国主義に染まってしまい、孤独を感じている。
小野蛍子(久我美子):貧しい画家。
田島二郎(河野秋武):父と共に、軍国主義を非難する二郎の考えを正そうとする。
監督 今井正
脚本 水木洋子 、 八住利雄
出演:
田島英作 滝沢修
田島正子 風見章子
小野すが 杉村春子
なぜ、いざ出征!というその日その時まで彼は坊主にならないか。
彼は蛍子が死んだことを知らずに出征できただけ幸せ。
最初と同じ映像が最後にも映る。倒置法
「なんのために絵を描いてんの?」「生きるため。注文通りよ、売れりゃいいのよ」
「うちのこと、頼む。俺と二人分幸福になってくれよ」「もっと兄さんと話がしたかったんだ!」
自身も駆け落ちの末家庭を持っている母「何も言わない。ただ幸せなら」
落ち着きのない義弟の様子を察した正子「どうぞお出掛けになって」
娘が遺した彼の肖像画
ロマン・ロランの反戦小説『ピエールとリュース』を、水木洋子と八住利雄が翻案・脚色
ピアノを弾いている学生の運指=芥川也寸志
GHQからの指導
映画が公開されたのは、終戦後五年もたっていない時点
二人がそれぞれ相手の運命を知らずに死んでいった
男が別れ話を持ち出すと、逆に結婚の約束をさせる。母親から交際を責められると、逆に味方につける。