映画「カルメン故郷に帰る」(1951)
映画「カルメン故郷に帰る」(1951)
日本初の総天然色映画
初秋、北軽井沢
東京で成功した娘おきん(リリィ・カルメン)
スリットの入ったワンピース。三原色をあえて配置した計画的な配色。
おきんの姉、ゆき
父・正一
校長(笠智衆)
同僚の朱実(彼氏にふられ、田舎行きに同行したものの、着いた翌日には「帰ろっかな」)
貧しき盲目の作曲家田口春雄(戦争に行き盲目になってしまった為、今は妻が稼いでいる)
「アタイたちはゲージュツを演じてるんだよ」
芸術というものへの人々の考えに対する皮肉
小学校で行われる運動会(目の見えない春雄は、自分が笑われたと誤解)
村の権力者 丸野十造
「みんなが元気になるのなら!」
一度は大反対するも、このまま踊らせてやろうと涙ぐむ父
公演で得た出演料は正一に、正一はその金を校長に寄付。
「この村から本当の芸術家が出てくるために使おう、そして春雄の借金も返そう」
春雄にオルガンを返却
ストリッパーであることは村人たちは知らない。この映画の観客のみが彼女たちの真の姿を知っている。
校長「大都会東京で、禁止されるわけでもなく踊ることができるのだから、芸術と言うものかもしれない」