『誰もやらないのなら 医者の私がやります』
『誰もやらないのなら 医者の私がやります』
~板橋区役所前診療所の物語~
島田潔
鈴木陽一
藤井秀樹
平成出版
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フランス語ができないと、現地の本部とのやり取りができない
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医学部での成績はつねに上位だったので、合格して、東大病院に
当時の帝京大はストレートに卒業している人は3割もいません
脚本の学校
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東大病院では月一回の外来を受けたいがために福岡から飛行機で来る人もいる
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路地裏の隅々まで、どういう高齢者が、どのように暮らしているのかを調べる必要性が出たこと、情報を集めなければならなくなったことが、介護保険のいちばんの功績だ
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財源の問題もあり、介護保険を利用するハードルが低過ぎると批判する人もいますが、最初のハードルは低いほうがいいのです。
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問題は、かなりの重症・重介護状態の方が家に居るということなのです。動けないとか、認知症がひどいとか、家庭環境に問題があるとか
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アメリカっぽいと言いましょうか、リスクに対して予防線を張るような医療が多い
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病院の勤務医との違いは、生活が見えるということが良くも悪くも大きい
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患者さんの中には虐待とか放置とか、家庭内暴力など、実際にひどい言葉や手を挙げられたりで、つらい生活を送っている方もおられます。あるいはご家族が介護で疲れ果て、もうお手上げです、と涙ながらに話すご家庭もあります。
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病気のガイドライン
病院の中のクリニカルパスというシステム
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家のなかには汚くて足を踏み入れるのも、躊躇するという家もあります
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とにかく医者の顔を見たいという患者さんもおり、
あまりにも過剰に行なうと、必要のない患者さんにまで往診をすることになってしまいmす。
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病院にいると目の前の患者さんの姿しか診れず、へたをしたら患者を診ないで病気しか診ていないということにもなりがちなのです。
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在宅医療では、治すよりも現状維持や、穏やかに最期を迎えるために疾患のコントロールをしてほしいなどの思いの方も多いのです。
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今の高度な医療は、老衰期であるのに、過剰な医療を提供する場合もあります。
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生活保護を受けている場合はエアコンはダメとか、そんな時代
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本人の自己管理に対する意識が上がってくることが大事
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在宅医療というのは、患者さんを医療からドロップアウトさせないということも大事
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往診は混み具合が見えない