仲蔵狂乱

仲蔵狂乱

松井 今朝子

講談社

 

5

蟠竜(はんりょう)とは。意味や解説、類語。地上にうずくまっていて、まだ天に昇らない竜

 

25

今日の歌舞伎は襲名という言い方をよくするが、江戸時代にはごくふつうに改名といったようである

 

36

ねん‐じゃ【念者】 男色関係で兄分にあたる若者。念人。念友。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「一代若衆にならずに生えぬきの―ぢや」

 

133

初代勘三郎などは三代将軍家光や四代家綱の御前で芸を披露した記録も残る

 

223

莞爾(かんじ)とは。意味や解説、類語。[ト・タル][文][形動タリ]にっこりと笑うさま。ほほえむさま。「莞爾として笑う」

 

229

いろこ【色子】

歌舞伎事典

別に〈舞台子〉〈歌舞伎子〉ともいった。また舞台に出ない段階の少年は〈蔭間(かげま)〉と呼んだ。若衆歌舞伎以来、歌舞伎の体質には衆道(しゅどう)との深いつながりが

 

253

癇癖(かんぺき):ちょっとしたことでも激しやすい性質。[英] hot-tempered

 

261

興行の経費に糸目をつけてはならぬ

 

305

幼いころにさんざん叩き込まれた振りがおのずと躯から湧きだして

 

336

寛政2年4月23日初代中村仲蔵死す

享年五十五